過去2回の販売では瞬く間に完売となった 「TanaCOCORO[掌] 十二神将」 の第3回目生産分を販売いたします。 今回は、その中心となる本尊・薬師如来像も新たに制作。あわせて荘厳な群像を完全再現していただけます。 薬師如来のおだやかでどこかユーモラスな風貌と、十二神将の迫力ある勇姿のコントラストが独特の臨場感をつくります。
特に現世利益をもたらす如来で、左手にはその象徴である薬壺を持っています。東方浄瑠璃という清浄で美しい世界で、日光月光菩薩や十二神将を従えて教えを説く存在です。 この像は平安初期に制作されたと言われ、奈良時代に制作された十二神将とは時代が違いますが、一具の群像として見事な世界観を表しています。
十二神将は薬師如来の眷属で、薬師如来とそれを信仰する衆生を仏敵から護る守護神。十二の神将それぞれが七千の部下を率い、総勢八万四千の神が悪鬼による妨害から薬師如来を護っています。 十二神将と十二支を結び付ける信仰は日本では平安時代以降に発達したので、奈良時代に制作されたこの群像には干支の彫刻が入っていません。