輝く光背を新造形、
漆黒と金色の競演を実現 

 2011年、惜しまれつつ販売を終了した「イスム 日光菩薩・月光菩薩」は、日本の仏教美術史上最高傑作とされる国宝 薬師三尊像の麗しき脇侍を再現したものでした。
 再販を求める多くの声に応え、この度、50セットのみ限定販売いたします。

 再販にあたり、江戸時代の後補である光背を新たに造形。長年の時が磨き出した銅の漆黒と、光背の重厚な金色が織りなす美の対比をお楽しみください。

*国宝 薬師三尊像は天平時代の作品とする説もあります

しなやかな曲線美、
二尊のディテール差も再現

 モデル像の魅力である滑らかな動きを感じさせる立ち姿は、顔・上半身・下半身の傾きを微妙に変える三曲法という造形手法によって生み出されています。
 そのやわらかな曲線美を損なわぬよう注力するとともに、大きく豊かな髻(もとどり)とそこに刻まれた細やかな毛筋、精緻な装飾表現なども余すところなく再現しました。

 わずかに幅広な月光菩薩の光背や、中央への傾斜が目立つ日光菩薩の頭部など、二尊の小さな差異も見逃さず作り込んでいます。
 両像の違いをいくつ見つけられるか、ぜひじっくりと向き合ってみてください。

*実物の月光菩薩の欠損した頭飾は、日光菩薩や頭飾残存部から推測し復元しています

薬師瑠璃光浄土に住む、
慈悲の具象化

 薬師如来の脇侍としてあらわされる日光菩薩・月光菩薩。 日光菩薩は世の中を遍く照らして苦しみの闇を消滅させ、病根を焼き尽くします。
 月光菩薩は薬師如来の教えを守り、苦熱を取り除きます。二尊が一対となることで、大いなる薬師如来のご加護が昼も夜もあることを示します。